今日は、いい一日だったね。　また、明日。

身近な人とそんな会話をしながら、毎日を過ごす。

その大切な幸せを守るため、アンリーシュは活動しています。

私たちは、人が経済的格差、家族環境の状況（片親家庭など）、健康や発達の特性、機会の制限（教育や体験の不足、不登校など）、社会参加の制約（ひきこもりなど）などのさまざまな社会的障壁によって、日常生活や将来の生活に苦しむ人を生み出す社会をなくしたいと考えています。

集団生活で成長の機会を得られず、今や未来に不安を抱えている子ども。

傷ついた経験を重ねて大人になり、生きづらさを感じている人。

さまざまな事情で困難を抱え、一生懸命頑張っても抜け出せない環境に苦しんでいる家族。

私たちは、勇気をもって私たちと出会ってくれた方のもとへ足を運びます。

専門分野で特技を発揮しながら、地域の方々と力を合わせて、人が「自分自身の力を最大限に発揮できるようになる」までのサポートを行います。

“アンリーシュ（Unleash）”とは、「制限を取り払い、可能性を解放する」という意味です。

この名前には、人の奥底に眠る力を引き出し、困難が乗り越えられるようになることで苦しみから解放され、一度きりの人生を、安心して幸せに生きることのできる機会に恵まれる社会を願う、私たちの強い思いが込められています。

生まれ育ちがどんな環境でも、「生きる力」をつけることができる。

社会がどんな状況になっても、自分を信じて、道を切り拓いていける力がもてる。

すべての人が　安心して何気ない日々を過ごせる。“今”を楽しみ、わくわくした“未来”に向けて暮らせる。

そんなチャンスに溢れた社会を創る。それが、私たちの目指す未来です。

「共生社会」という言葉を聞くと、どんな光景が浮かびますか？

困難を抱えている人が、集団や社会生活に合わせようとがんばっている姿。
または、誰かが困難を抱えた人を支えようと一生懸命になっている場面。
例えば、複数の人が一人を支えている場面。支えられている人がどんな気持ちでいるのか、ふと気になったことはありませんか？

同じ空間で、多様な人々が一緒に過ごしている様子を想像してみてください。

そこでは、笑顔で話している人、静かに自分の時間を楽しむ人、
そして、「ここにいられるだけでいい」と思いつつも、少しだけ頑張っている人がいるかもしれません。

個性をぐっと抑えて、何とかその場で過ごしている人がいるかもしれません。

物理的なバリアフリーが進んだ空間を思い浮かべると、利用する人にとって、安心や喜びを感じられる場所であるかどうかが大切だなというイメージが湧いてきます。

「共生社会の実現」という言葉は、よく耳にします。ただ、実現するのは簡単ではないことがわかります。

私たちが考える共生社会は、

「今、ここにいるすべての人が、それぞれの力を出し合い、
誰か一人に過度な負担がかかることなく、
一人ひとりが心地よく、安心して過ごせる状態」です。

そこは、立場や年齢に関わらず誰もが尊重され、尊厳が守られながら、参加の機会が広がっている
バランスのとれた、あたたかい社会が広がっています。

共生社会で自立した生活を送っていくためには、子ども時代に「自分や周りの人を尊重しながら、思いっきり遊んだり学んだりした経験」が、未来への宝物になります。

私たちは、そうした環境で、子どもたちが安心して成長の機会を持ち
「生きる力」を育んでいけるよう、地域の方々と一緒に、日々の活動を積み重ねています。